【女性防災リーダー育成プログラム2024】第3回研修会

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2024/5/19 第3回研修会

会場:八戸市小中野公民館

講義に入る前に、昨年度の受講生であり今年度はテューターとして参加している澤田文子さんから、ご自身の地域での活動を報告していただきました。受講生は澤田さんの言葉一つひとつに興味津々の様子。これから自分たちが作るアクションプランを重ね合わせ、受講後になりたい自分を思い描いていました。

本日の研修はみらいねっと代表理事 小山内世喜子による「災害時のジェンダー問題の再確認」として、これまでの3回の講義をふりかえりながら、災害時のジェンダー視点について考え、その問題は平常時からの取り組みが重要になることを学びました。

午後は次回の「実践!ジェンダー視点を取り入れた避難所運営訓練」の準備です。まずは、小山内世喜子代表からジェンダー視点を取り入れた避難所運営についての座学。その後、《総務情報班、施設管理班・乳幼児世帯班・高齢者等要配慮者班・衛生班・食料物資班》に分かれ、施設内を視察し避難所としてのレイアウトを決定。さらに必要な物品など知恵を出し合い準備を進めました。

本日の受講生の気づきを紹介します。

「テューターの話から、積極的に行動・参加・発言することを学んだ。」

「日本の男女平等の実態を世界と比較すると、146カ国中125位であり、G7の中では最下位と知り驚きました。また、人的被害(災害関連死も)にも男女差があり、そこに経済の格差もあったことにも驚きました。」

「固定的な性別役割分担意識をなくしたい。」

「避難所においての人間らしい生活・自分らしい生活とは、いかに日常に近い生活ができるようになるかということ。」

「避難所の生活環境を改善するために、女性・子どもからの意見を吸い上げできる環境づくりをする。」

「避難所設営に向けて、みんなで納得しながら決定していくことが大切。」

「すばやく決定するスピード感も大事!」

「トイレのデモだけでも、様々な対策をイメージして考えることができた。」

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